実際に子供を産んで育てて
初めて「子育てってこんなに大変なんだ…」
と実感した人は私だけではないはずです。

 

妊娠中のつわりが
こんなに辛いとは知りませんでしたし
産むのがあんなに痛いとは想像以上でしたし
産後の体が

 

これほどまでにズタボロだということも
産んだ後のほうが
もしかしたら大変なんじゃないかということも
すべて経験して初めて知ったことです。

 

子育て大変な時期っていつだろう
と思って色々な先輩ママに聞いてみますが
やっぱりお子さんもそれぞれだから答えも人それぞれ。

 

「今が一番可愛い時期だよね」
と毎月、それぞれ違う人に言われます。

 

一番可愛い時期も
一番大変な時期も
辛い時期も
人それぞれなので本当に一概には言えません。

 

ですが
絶対に間違いなく言える
私の中の子育て大変だった時期No1があります。

 

それは、「後追い」の時期。

 

今回は、「後追い」についてご紹介します。

 

息子によるストーカー行為!?
ぎゃん泣きの日々が突然訪れた!

 

 

 

後追いについて私も何度も調べました。

 

「一般的に生後7~8ヶ月頃からみられ
生後9~11ヶ月頃にピークを迎えることが一般的です」
と書いてある記事が殆どです。

 

私の息子は
今まで本当に人見知りも後追いもなく
誰にでも抱っこされ
誰にでもニヤニヤしていたので

「後追いのない子なら楽だなぁ」
なんて思っていたらその日は突然訪れました。

 

昨日までは何でもなかったのに
ある日突然
私がふいっと洗濯物をまわしに行ったら
ぎゃぁぎゃぁ泣き始めたのです。

 

あまりにも突然だったので
「なんだ?」と思いつつ、抱っこで対応。

 

でもその日から
離れると泣く、追いかけてくる
というのが当たり前になり
それは日に日にエスカレートしていきました。

 

「後追い」はつまり、ほぼストーカー

姿が見えなくなると泣く

 

2メートル離れたら泣く

 

傍にいてもかまってくれないと泣く

 

しまいには立ち上がっただけで泣いてすがりつく。

 

これをストーカーといわず
何と言うんだと毎日思っていました。

 

しかもただ泣くのではなく
ぎゃぁぎゃあと目を真っ赤にして
鼻水をたらし滝のようなよだれを垂らして大泣きです。

 

どうしてもゆっくりトイレがしたくてドアを閉めたら
家中探し回る激しいハイハイの音と
泣き叫ぶ声が響いています。

 

トイレを済ませて部屋に戻ったときには
部屋のいたるところに水溜りが出来ていました。

 

「ここに居るじゃん!」
と隣の部屋で言ってみても効果はゼロです。

 

台所に立っただけで泣きながらしがみつく子供に
「アンタのご飯作ってるんだよ!
食べなくていいの?よくないでしょ!?
我慢できないの?」何度怒鳴ったか知れません。

 

身も心のズタズタに!
新米ママが経験した後追いの辛さとは?

 

 

 

車のチャイルドシートに子供を乗せて
ドアをしめて、運転席に乗る。

 

この、ドアをしめる~運転席に乗る
の数秒間でさえ耐え切れず
運転席のドアを開けたら
ヒィヒィ言いながら泣いていました。

 

無視して家事をし始めれば
足の間に顔を突っ込み
両手で必死にズボンを掴んでくるため
とても邪魔で動けません。

 

無理矢理動けば
それに振り払われる形でひっくり返って
転んで頭などを打ってさらに大泣きです。

 

後追いがこんなに酷いものだとは思わず
ご飯支度が出来ない、洗い物が出来ない
洗濯が出来ない、干すこともままならない
という毎日が続き

家が汚くなっていくことにも耐えられず
でもそれを綺麗にすることが出来ないイライラ
自分の一人の時間というものが
まるでないその日々に

とうとう私はストレスからか
具合が悪くなってしまいました。

 

・ 不眠
体も心も疲れているのに、
目だけが冴えて眠れなくなりました。

 

授乳が終わっていたので
本当に寝不足が酷い日の夜は
睡眠薬に頼ったこともあります。

 

眠れないと寝不足でまた頭痛がしたりと悪循環です。

 

・ 嘔吐
つわりでもないのに毎日吐きました。

 

ストレスからだと思います。

 

何を食べてもすぐ吐いてしまい
毎回トイレとお友達です。

 

その時も離れると泣き喚くので

一緒にトイレに入って吐いていました。

 

子供は理解できていないらしく
不思議そうに顔を覗き込んだり
トイレットペーパーをくるくるしたりと
自由にしていましたが
温水便座のスイッチを押して
眼前にビデが出てきたときはさすがに締め出しました。

 

それでまた大泣きされ
その泣き声を聞いたこちらも
言い知れない吐き気が襲っていました。

 

・ めまい
たちくらみのような症状のほかに
黙っていてもぐるぐるふわふわとしている感覚です。

 

・ 無気力
目の前にやらなければならないことが山ほどあるのに
理解しているのに体が動かなくなりました。

 

わかっているのに出来ないことに号泣したときもあります。

 

・ 幻聴?
眠るときに目を閉じると
一日中聞いていた泣き声が頭の中でわんわんと響いたり
子供が寝ているにもかかわらず
遠くで泣いているような気がして
何度も様子を見に行ったりしていました。

 

もう、色々とおかしくなっていたようです。

 

「この子と離れたい」と毎日思うように

「今日も一緒に居るのか」
と、毎日が憂鬱でした。

 

「後追い」なんて
まるで母親鳥の後を追いかけるヒナのような言い方ですが
そんな可愛い表現はすぐさま変えたいくらいに酷かったです。

 

「どうやったら離れられるか」を考えて
「保育所とかに預けたい」
「そのために仕事をする」と考えるようになり
毎日求人紙保育所託児所のチラシを見るようになりました。

 

愛情がなくなったわけではありません。

 

ただ、「離れたい」と思っているだけです。

 

働きたい、と思ったわけではなく
「働けばこの子と離れられる」と思っていたんです。

 

本当に辛い…後追いの乗り切り方

結論から言いますと、私は結果
仕事を探すのも保育所を探すのにも時間がかかってしまい
結局1歳を過ぎてから働きはじめ
子供を預けるようになりました。

 

毎日ではなく
週に1~2回程度ですが
私の気分転換にもなっており
精神的に余裕が生まれたせいか
子供と関わることが苦ではなく
むしろ楽しくなってきています。

 

ココに至るまでどういった経緯で乗り切ったかをご紹介します。

経験ママが語る!
私が学んだ後追いの解決法はつまりこれです!

 

 

どうしても、とりあえず離れてみたくて
一時保育的に託児所に子供を預けました。

 

自分も働いていないし
別に仕事が合ったわけではなかったのですが
本当に一人になりたくて
このままだとダメになってしまう気がして
一度離れようと決めたのです。

 

お金はかかってしまいますが
それでもいいという気持ちからです。

 

ですが
いざ預けるとなると寂しくなってしまい。

 

それでも5時間程度預かってもらい
その間に家事を済ませたり
好きな音楽を聞いたり
横になったりして
自分の一人の時間を産後初めて過ごしました。

 

そうした5時間はあっと言う間でしたが
それだけで私の気持ちはとても落ち着いたんです。

 

あんなに離れたいと思っていた子供を迎えに行くと
何だか愛着もわいてしまって
離れていた分、遊んであげようという気持ちになり
後追いが気にならなくなりました。

 

それでも
数日後追いに悩まされると
嫌になってしまっていましたが
「つらくなったらまた預けることが出来る」と思うと
それだけでとても気持ちが楽になりました。

 

突然始まった後追いは終わりも突然

今は週に1~2回程度の勤務で、保育所に預けています。

 

子供を預けて
少し仕事を早く終わらせた後に家事を済ませると
やりたいことも出来て
自分も少しひとりの時間が出来たりして
今はとても楽しい毎日です。

 

不思議なことに
私が落ち着いたせいなのか
それとも保育所の生活に慣れてきているのか
突然後追いピークも過ぎたようで
一人遊びをしてくれるようになりました。

 

長く離れていたり、眠かったり
おなかがすいているとベタベタしますが
基本的には色々なものに興味を示したり
テレビも真剣に見るようになり
洗濯と洗濯干しくらいは
出来るくらいまでに落ち着いています。

 

足の間に入って邪魔をすることがなくなった分
本棚から本を全部出したりと
いたずらが酷くなっていますが
それでも家事が出来る分マシだと
私としては楽になっています。

 

どうして突然後追いがなくなったのか
正直わかりません。

 

保育所に預けて、他の人と無理矢理
触れ合わなければならない状況になって諦めたのか
私以外の物や人に触れることでなくなったのか
それとも保育所に預けることによって
一人の時間が出来た

私のストレスフリーな気持ちを読んで
落ち着いてくれたのか
本当にわかりません。

 

不安やイライラは子供に伝わるって言いますよね。

 

保育園に朝預けて夕方に迎えに行くと
「久しぶりだ~!」「いい子で頑張ったね~!」
という気持ちになって、息子を
とても褒めてかまってあげたくなる気持ちが伝わって
向こうも安心してくれてるのだとしたら
とても嬉しいことだと思います。

    まとめ

 

 

今回私が体験して思ったことは
後追いが酷く本当に辛くなっているときは
いっそ預けて離れてみたら良い、ということです。

 

私には、ずっと預けることが出来る身内がいません。

 

母親は病気で他界し
高齢の父親だけが居ますが
アルバイトで仕事をしているため
ずっと長く預けることが出来ないことと

「本当に大丈夫かな…」と不安になって
気が気ではないからです。

 

預けても安心な身内がいるのであれば
それでも良いでしょう。

 

ですが、あまりにも人見知りと後追いが酷く
「アンタがいなくて泣かれっぱなしだった」
クレームを入れられるくらいなら
お金を払ってでも文句を言われない
保育のプロに預けてしまうのも一つの手だと思います。

 

そうやって、いざ、辛いときの逃げ場があると
私が「もしまた辛くなったら預ければ良い
と思って頑張れたように
それだけでとても気持ちが楽になるんです。

 

誰もがその通りに行くとは限りませんが
後追いが始まるタイミング
仕事をしたり保育所に預けると
私の息子のように急に後追いをしなくなるかもしれません。

 

後追いピーク
1歳から1歳半くらいで
落ち着いてくると言いますから
1歳1ヶ月の息子の成長のおかげかもしれないので
保育所に預けたからと決め付けられませんが
ひとつのきっかけではあったと思うのです。

 

後追いが始まると
「したほうがいいこと」もすべて試しましたが
私の息子にはまったく効果がありませんでした。

 

いえ、しないよりはよかったのかもしれませんが
思っているより目に見えた効果はない
と思って接したほうがこちらも諦めが付きますよ。

 

ちなみによくネットでも紹介されている
「後追い」のときにしたほうが良いことですが

・ 居なくなるときは声をかける
・ 追いかけてきたらめいっぱいかまってあげる

と言うのがあって、それをやりました。

 

・ 居なくなるときに必ず声をかける
「ママは必ず戻ってくる」と学習する
・ 追いかけてきたらめいっぱいかまってあげる
満足して(子供の)気持ちがおちつく

とのことでした。

 

これを忠実に試していた私。

 

後追い10ヶ月前に始まりましたから
2~3ヶ月くらい続けたでしょうか。

 

居なくなるときに声をかけてもかけなくても
ギャン泣きして追いかけます。

 

追いかけてきたら
めいっぱいかまってあげても
立ち上がったらリセットです。

 

これもストレス
「やったほうがいいことをこんなに毎回やってるのに
何で後追いが軽くならないの」
イライラしていたんです。

 

結果、前述した体調不良が私を襲ったわけです。

 

後追いの終わり方や
乗り切り方は人それぞれだと思います。

 

私は「自分の欲求に忠実に、ちょっと離れてみた」
ことが功を奏して
たった一回しか離れなかったにもかかわらず
そのあとの酷い後追いを乗り切ることが出来ました。

 

後追いは、個人差の程度がありますが
それでも母親にしてみたらとても負担ですよね。

 

子供を可愛いと思えなくなっても仕方ないと私は思います。

 

本当に可愛くないわけではないのに
そう思ってしまうくらい追い詰められるんですよね。

 

そこまで追い詰められる前に、何か解決法を見つけてください。

 

私の乗り切り方が、誰かにとってひとつの参考になれば幸いです。