初めての妊娠・出産
第一子を出産したのは6月末のことでした。

 

私が住んでいる北海道は
中でも比較的涼しい気候の町ですが
それでも暑い夏を過ごすことによって
色々な皮膚トラブルに見舞われてしまいました。

 

私は元々小児科に勤めていたこともあり
それほど困った経験はありませんでしたが
そういった経験の無いお母さん達
よく相談をしていましたし
困りごとなのだと思います。

 

今回は経験と知識を踏まえ
子供のよくある肌荒れのひとつ
「あせも」「よだれかぶれ」
この二つについてお話したいと思います。

放っといてはダメ!
赤ちゃんの汗疹(あせも)の対処法とは?

 

 

 

あせもは漢字で書くと、「汗疹」と書きます。

 

その名の通り、汗が原因で出来る湿疹のことです。

 

あせもは基本的に皮膚の中に汗がたまって

しまいブツブツになるものであって
それほどかゆみが無いのが特徴です。

 

勿論、悪化すればかゆみを伴ってきます。

 

ちなみに赤ちゃんだけではなく大人もなります。

 

私は人一倍あせっかきなのに
子供を抱っこしていたので
胸元にあせもが出来ましたよ!

 

赤ちゃんはあせもが出やすい

 

これもよく言われることですが
新生児の皮膚は大人の皮膚の
二分の一程度の薄さしかないと言われています。

 

なので、皮膚トラブルを起こしやすいのは当然ですよね。

 

私の息子は当初
それほど湿疹などない子でしたが
暑くなるにつれてどんどんとあせもが広がっていきました。

 

最初はまず、頭~頬
もう写真を見ると今でも真っ赤で痒そうです。
(かゆがってはいませんでしたが)

 

それから背中に、肉関節の部分、そしておしり。

 

おしり、おまたのところはオムツもするので
どうしても酷くなってしまうんですよね。

 

時々患者さんでも
おむつの跡通りにあせもが出来ている赤ちゃんも居ましたよ。

 

あせもが出来たらどうしたら良い?

すぐに病院に行ってしまいがちですが
実はそれほど緊急性がありません。

 

あせもは先ほどもご紹介したように
皮膚の内部で起きている炎症です。

 

なので、塗り薬を塗っても
表面で起こっている炎症ではないので
あまり意味が無いんです。

 

かゆがっていないようであればまず
以下のことを初めにやってください。

 

・ 汗をふき取る
・ 厚着させすぎない
・ 扇風機、あるいは冷房が直接当たらないようにゆる~くかける
・ 濡れタオルで優しく拭いてあげるのも効果的

 

新生児でなければ
シャワーだけでもサッと浴びせるのも良いですね。

 

そして私がやって効果的だったのは
沐浴後だけ布オムツを使用する、ということです。

 

沐浴のあとは特に暑そうで
今のオムツは機能性に富んでいて
通気性が良いとしても

やっぱり所詮は漏れない様に
何かしらの対策があるわけだし…
と、沐浴のあとだけ布オムツを利用しました。

 

洗濯も大変なので
本当にそれだけしか利用しませんでしたが
おかげでおしりのあせもはすっかりよくなりましたよ!

 

ベビーパウダーを使用する

私の息子のあせもは、
のところが特に酷かったのです。

 

いつも首を閉じているせいもあって
あごを上げるという事がないので
そこに汗もたまって

余計かぶれやすくなっているのが
ずっと気になっていました。

 

そこで、きれいに水分をふき取ったあと
うすーく、本当にうすくベビーパウダーをつけて
サラサラするように心がけました。

 

これも効果があったのでお勧めします。

 

ですが、私の友人は
「自分が子供のときベビーパウダーを使われてかぶれたから
自分の子供にも怖くて使えない」と言っていましたから
これも個人差があるようです。

 

どこかでテスト使用してみて
どんな感じか効果をみながら試すのも良いかもしれませんね。

 

ちなみにベビーパウダーを使用するときは
しっかりと最初に水分をふき取っておかないと
かえって湿疹が悪化してしまう場合があります。

 

ただ、ベビーパウダーって
安いけど大量に入っていて、一体いつ使い終わるんだ…
という量が入っていますよね…。

 

これは、実は産後肌がデリケートになりがちな
ママのおしろいにオススメです。

 

私は元々妊娠前から
汗っかきだったのでルースパウダーの代わりに
ベビーパウダーを使っていました。

 

それほど白くもなりませんし
汗もある程度吸収してくれるので
いまだに重宝しています。

 

子供用に買ったベビーパウダーが余っていたり
使えなかった場合は自分が使ってしまいましょう!
肌にも優しいので
敏感になっている時期も安心して使えますよ。

よだれが滝のように!?
「よだれ」による肌荒れ時期をどう乗り切る?

 

 

 

がりはじめると
初めて塗り薬の出番です。

 

お医者さんにみせると
おそらく弱いステロイド剤を出してもらえると思います。

 

ここで注意したいのが
乳児の肌の乾燥によく利用される保湿剤の中には
赤みがある部分に塗ると悪化してしまうものがあります。

 

ステロイド剤軟膏ではなく
手持ちの保湿剤などを塗るのはやめたほうが良いでしょう。

 

あせもは、乾燥が原因で起きているものではありませんからね。

 

わからないときはかかりつけ医に相談しましょう!

よだれが原因の肌あれは?

皆さんもそうだと思いますが
子供ってどうしてあんなにヨダレが出てくるんでしょうか。

 

私の息子もよだれが酷く、生まれたときは
「そんなにヨダレってないんだな~」
なんて思っていたら全然そんなことはなく
常にヨダレが垂れ流し状態。

 

スタイ10分程度で交換
しまいにはスタイでは追いつかずにタオルを巻いたり
お食事用の水をはじくエプロンの上に
よだれを拭けるタオル地のスタイをつけたりしていました。

 

そこまでやっていたのは
よだれがスタイや服を貫通し
首まで荒れていたからです。

 

勿論、あごの部分から口の周りは常に赤くなっていました。

 

「あせもの時期が過ぎて
ようやく綺麗な肌になってきたと思ったら次はよだれかい…」
と頭を抱え、そしてこのとき、初めて理解しました。

 

「赤ちゃんの肌はそれほど赤ちゃん肌じゃないな…」と。

 

ともあれ、よだれの肌荒れ効果的なのは
あせものときとはちょっと事情が違うので
対処法微妙に異なります。

 

よだれを出さないようにするのは出来ませんし
よだれを毎回拭いていたら
それはそれで荒れてしまうんですよね。

 

これも酷くなると赤みを通り越し
かゆみが出てくるので
あせもと同じく弱いストロイド剤を塗ったりしますが
予防という点ではワセリン系がおすすめです。

 

病院でも、市販でも、ワセリンって売っていますよね。

 

あれは油のようなものなので
肌に塗ると色々な意味で
「ブロック」してくれる役割を持っています。

 

よだれが原因の肌荒れのときは
よだれさえなければ普通の肌なので
余計な保湿剤や色々なものを塗るよりは
口の周りにワセリンをべったり塗るのがオススメです。

 

これで肌を保護すると
再生能力の高い生まれて数ヶ月の子供は
あれよあれよと勝手に肌が回復していきます。

 

ただ、ワセリンはのびも悪くベタベタするので
子供の口の周りに縫ったとたん
自分(母親)の顔面や服に向かって
ダイブされると後々酷いことになるので注意が必要です。

 

ちなみにこちらも
母親のリップクリームなどに使いまわしが出来ます。

 

お子さんのリップクリームとしても使えますよ。

 

口に入っても大丈夫なんです。

 

医療用のワセリンはそれほど値段も高くないので
ひとつ持っていたら便利なアイテムです。

   まとめ

 

 

いかがだったでしょうか?

1歳を過ぎてしばらくしてから
ようやく息子のヨダレが落ち着き
肌もいわゆる「赤ちゃん肌」になってきて
ようやくか…という気持ちでいっぱいです。

 

よだれが酷いときは
ガーゼハンカチを持っていても
すぐにべちゃべちゃになるし
家ではずっと床を拭いていた気がします。

 

が、それもだんだんと少なくなって楽になった…
というところで今度は食べ散らかしで
床を拭くハメになります。

 

床を拭く仕事は
まだまだこれからも続くのだと覚悟をしています。

 

この「あせも」「よだれの肌荒れ」に関する
話とオススメアイテムを、知らないお母さんに教えると
とても喜ばれたので良かったら試してみてください。

 

アトピーなどの特殊な皮膚炎を持っているお子さんでなければ
大体が問題の無い対処法です。

 

もしこれからの季節お悩みのお母さんの参考になれば幸いです。