初めての妊娠、出産、そして子育て。
嬉しさや楽しみでいっぱいの中
それと同じくらいの不安も感じる方が
多いかと思います。
初めての子育ては、何もかもが
初体験でわからないことだらけで
イライラしてしまうことが多いですよね。
何もかもが育児書のようにうまくいくわけではなく
むしろその通りに行かないことのほうが多いくらい。
・待望の赤ちゃんなのに、子育てにイライラする
・寝かしつけがうまくいかなくてイライラする
そんなイライラを解消するための
対処法をいくつかご紹介します。
育児で同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
初めての子育て。可愛いはずの赤ちゃんにイライラする
つらい妊娠期間を経て、ようやく
出会うことの出来た赤ちゃん。
あやせば喜び、笑いかければ笑い返してくれる。
日の当たる綺麗な部屋で、笑顔の赤ちゃんと
ママがお互い微笑みあって幸せそうにしている…
CMや雑誌でもよくある光景ですね。
私も、さぞかし、大変なことはあるだろうけど
赤ちゃんのいる生活は、楽しいことや
嬉しい発見がたくさんあって
さぞかし毎日楽しいのだろうな~と思っていました。
ですが、実際はとんでもない。
そんな理想のような現実とは
程遠い現実が待っていました。
部屋なんて綺麗にする余裕は無い。
自分を綺麗にする余裕も無い。
その日その日で精一杯。
常に心の中は不安でいっぱいでした。
なぜなら、(当たり前ですが)赤ちゃんは喋らないから。
「おなかすいた」
「ねむたい」
「かまってくれ」
「オムツかえて」
全部の欲求を泣いて訴えます。
やっと泣き止んだと思えば
今度は別件でまた泣く。
インターネットで調べても、「赤ちゃんが訴えているサイン」
なんて書いているのを見るたびに
「なんで泣いて教えるんだろう。笑えばいいのに」
なんてよく思っていました。
ゲラゲラ笑いながら訴えてくれれば
こっちも心の余裕が出来るのにと
常日頃思いながらがむしゃらに毎日を
過ごしたのを覚えています。
今考えたらそれはそれでちょっと怖いな
と思っていますが。
思い描いていた理想と、思い通りに行かない現実の差に
「どうして?」「なんで?」と
イライラしてしまいがちですよね。
産院でもよく言われましたが
産後はホルモンの変化があって
イライラしやすくなったり、情緒不安定に
なりやすいそうです。
私も、今までで殆ど泣いたことはないのに
おっぱいをうまく飲ませられないだけで
号泣したものです。
そんな時は、開き直ることも大切です。
おっぱいやミルクをうまく飲んでくれないときは
「下手でごめん!でもお互い初めてのチャレンジだから
お互い大目に見ようぜ!」と自分を納得させたり。
眠たいと泣いているのにオムツを替えて泣かれた日には
「綺麗なオムツに変えてもらってラッキーじゃないですか」と
新生児の子供に言い聞かせる。(無理矢理ではある)
そんな無茶振りだけではなく真面目な話として
他の人が出来ることは他の人に頼ることも大切です。
赤ちゃんのお世話はどうにもらなくても
掃除や洗濯は誰だって出来るはず。
部屋が汚いことが気になって仕方が無くても
「無理!できない!誰かよろしく!」と
他の人や家族に頼る。
ご飯の用意が出来なくても「各自セルフでお願いします!」と
丸投げする。
あるいは、冷凍食品のご飯やパスタ
おかずを買い置きしておいて「チンして食べて」とお願いする。
ずっとそれが続くわけではありません。
産後しばらくの間だけです。
人生70年80年の時代ですよ。
そのうちたかだか1ヶ月くらい
そんな日があったって良いでしょう!
と、私は思っています。
・産後の体は大切に
子育てのイライラとは少し離れた話に
なってしまいますが、出産と言う大きな仕事を終えた後は、
赤ちゃんのお世話と自分の体の回復を
何よりも優先して下さい。
私は、母親が他界し高齢の父親と
出張の多い夫しか周りに居なかったため
産後、退院した後1日目からオムツやミルクを買いに
貧血のフラフラが治らないまま
一人で外出していました。
7月の夏に「鍋なら作れる」という父の好意を
ありがたく遠慮して家族の食事も作っていました。
産院でも「最低でも1ヶ月は、布団は
敷きっぱなしで、赤ちゃんと一緒に寝て
一緒に起きる生活をして下さい」と言われましたが
そんなことが出来る状況ではありませんでした。
でも、今思えば本当に休んでおけばよかったと思います。
冷凍パスタを冷凍庫に敷き詰めて置けば
よかったと後悔しています。
産後まもなく動きまくった私は
産後の傷は1ヶ月経っても塞がらず
貧血になり、骨盤が安定せず歩くたびに
股関節に痛みが走るようになり
椎間板ヘルニアは悪化し、尋常ではない冷え性になりました。
たった産後1ヶ月の生活が
その後の生活に大きく響くのです。
もちろん、精神的にも大切な時期なのです。
特に情緒不安定になるこの時期は
イライラしやすくストレスがたまりやすい時期です。
「産後の肥立ち」は本当に大切。
頼れる家族や人物が周りに居る方は
大いに頼って過ごしてください!
眠たいのに何故寝ない?子供の寝かしつけにイライラ
子供ってどうして素直に寝ないんだろう。
そう思ったことはありませんか?
おなかがすいたならおっぱいやミルクをあげればOK
オムツが汚れているのなら取り替えればOK
眠たいのなら寝ればOK
…とはならないのは何故だ!
と私は何度も思いました。
眠たいなら寝ればいいじゃない。
と思っても、子供はなぜかしらしぶとい。
「ねむたい」と泣く。
「寝かせろ」と泣く。
寝かしつけていても「座ったままじゃなく
立ってやさしく揺らせ」と泣く。
そのくせ「まだまだ眠るものか」と何か頑張る。
ようやく寝てくれたと思って床に置いたら
「抱っこし続けろ!」と起きて泣く。
夜中は自分も眠たいのに、うまく寝てくれないと
本当に嫌になってしまいますよね。
寝不足のせいで心もすさみ
それもイライラの原因になっていくんですよね。
そんな時、どうやって解消したら良いのか、まとめました。
・ 「ねむたい」以外の欲求が無いか確認する
「眠たい」と訴えてきたとき
どうせ寝かしつけるのならぐっすり少しでも
長く寝てほしいものですよね。
まずは、オムツは大丈夫か
おなかはすいていないかを確認します。
せっかく寝てくれたのに、「おなかすいた~!」と
10分くらいで起きてしまったら
がっかりしてしまいませんか?
「眠たいしおなかもすいた」の場合は
おっぱいやミルクを飲んだまま寝てしまうことが多いです。
そんな時は寝かしつけも楽なので、こちらもとても助かりますね。
・ おくるみで包んで寝かしつけてみる
包まれている安心感、暖かさで
コロッと寝てくれる場合もあります。
何より、寝てくれて床に下ろすときに
ヒヤッとしていないので、置いたことに
あまり気づかれないことが多いです。
ただし、置かれたことに気づいてすぐ起きる子は
慎重に置きましょう。
私の場合は、揺らしながらそーっと下ろして行き
自分の腕ごとベッドにつけてまだ揺らし続け
子供の体の下にある自分の右手を揺らしながら
そーっと抜き、残った左手でまだ揺らし続けて
しばらくそのまま、やがてまたゆっくりと
揺らしながら取る…という手法で寝かせていました。
これだけやっても起きるときは起きていましたが…
その時はもう「泣かれるよりマシ」と思って
ずっと抱っこし続けていましたが
疲れるのでお勧めしません。
・ ちょっと泣かせてみる
泣かれるとすぐに「どうしよう」「早く泣き止ませなきゃ」
と思って必死にあやしていましたが
しばらく経つと「少し泣いて疲れたほうが
よく眠れるんじゃないか」とポジティブに考え
しばらく泣かせていたことがあります。
すると結構、すんなり寝てくれることもあります。
ただ、泣き疲れてそのまま眠るということは
あまり期待できない子の場合は
ほどほどに泣かせたら火がつく前にあやして寝かせる
ほうがお勧めです。(体験上の意見です)
・ 音楽をかけてみる
エステやマッサージ屋でよく流れている
音楽ってやたら眠たくなりませんか?
音楽は、時にリラックスするために
素晴らしい効果をもたらしてくれることがあります。
フリーの動画サイトで、「子供 寝かしつけ BGM」
で検索すると、胎動音とオルゴール音を
融合した音楽などがたくさん配信されています。
それだけ、寝かしつけに困っている方が
多いってことですね。
ただし、こちらは時々CMが入るので
眠りかけた瞬間突然明るいCMが流れて
目が覚めたりするので注意が必要です。
また、アプリを活用するのもお勧めです。
BGMの種類は動画サイトより少ないですが
CMが入る心配がありません。
今はアプリでも、風の音やオルゴールの音など
子供が寝やすい音楽を集めたものもたくさん出ています。
アプリによっては、2時間タイマーなどがついていて
そのまま寝落ちしても大丈夫な機能がついているものも
無料で配信されています。
ちなみに私の子供はドライヤーの音ですぐ眠りました。
お腹の中に居たときに聞いていた
私の血流の音に似ていて安心するんだとか。
ただし、「ドライヤーの音だけ出すアプリ」の音では
寝てくれませんでした。
やはり天然モノ(?)が一番効果があるようです。
電気代が気になるところですが。
・自分が寝る
夜中は時に、もう自分が眠たくて
寝かしつけるどころではないことってありませんか?
そんな時は、寝たふりをします。
規則正しい呼吸、心臓の音。それを聞いていると
安心していつのまにか子供も
眠ってしまっていることがあります。
寝たふりをしたつもりがっい寝てしまって
気づいたら子供も隣で眠っていた、なんてよくあることです。
お互い眠たいときは一緒に寝てしまいましょう!
うまくいかないことも、多いかもしれませんが。
まとめ
子育てでイライラすることと、
その解消法についてご紹介しました。
赤ちゃんのお世話って思ったよりも沢山あるし
自分がやらなければならないのはそれだけではないし…
と、気づいたら一日が終わっていて
何もしていないように思えて
泣きたくなってしまうことはありませんか?
インターネットの子育てサイトや
育児書に書いてあるとおりにうまく行くなんて事は
ほんの少しで、むしろうまくいかないことのほうが
多いのが現実です。
子育てが初めてなら、なおさら。
新しい疑問やうまくいかないことが
次々に出てきて、毎日がストレスの連続です。
それでも、逃げ出したくても
逃げ出せないのが子育て。
逃げ出してしまおう、と思っても
子供の顔を見て「今自分が居なくなったら
この子はどうなってしまうんだろう」と思って
いつも留まっています。
でも、イライラして子供と接していたら
子供にもきっと悪影響…そう考えると
どんどん逆にイライラしてしまって悪循環になってしまいます。
そんな時は子供と自分の時間を優先して
「楽」してしまいましょう。
家族や周りの人に頼りましょう。
時には子供を1時間でも2時間でも見ててもらって
一人の時間を作ってもらうだけでだいぶ違いますよ。
ぼーっとするもよし、寝るもよし。
好きに過ごす自分だけの時間が
あるだけで心に余裕が生まれます。
また、子供とずっと一緒に居ると
離れたら最初はどこかスッキリするものの
時間が経つにつれ、かえって恋しくなることも。
コンビニや冷凍食品でご飯支度の
時間を浮かせて「楽」をする。
たたんでいない洗濯物を着てもらって「楽」をする。
育児のお悩みに答えるアプリを活用して「楽」をする。
ほんの少し「楽」をするだけで
心にも時間にも余裕が生まれます。
「手抜き」だと思わずに「有効活用している!」のだと
ポジティブに考えて。
そうして少しずつ、「楽」出来るところは
「楽」をして、育児のストレスを軽減して頑張りましょう!