今、働く女性が多い中、子育てが落ち着いたら
仕事に復帰しようと思っているママも
少なくないかと思います。
私もそのうちの一人で、子供に
大きなお金がかからないうちに
自分が働けるうちに働いて少しでも
お金を稼いでおこう、と思っています。
ですが、人間関係はよかったものの仕事内容に
少々不満がある、前の職場に戻るつもりはあまりなく
新しい仕事を探すものの、なかなか踏み出せずに居ました。
と、言うのも、子供を保育所に預けて働くとなると
子供が熱を出したら休まなければならないし
何かと融通を利かせてもらえる職場の前提で
探さなければならなかったからです。
新人で入っておいて、シフトに融通を
利かせてくれるだろうか。
仕事を休み休みやって、覚えられるだろうか。
迷惑がられないだろうか…など
考えたことは数知れません。
託児所つきのところを探せば、
どこも大きな病院の求人しかなく、
なかなかふんぎりがつかずに数ヶ月過ごしました。
そんな時、前々から思っていたのが
「在宅」の仕事です。
今回はこの「在宅」の仕事についてご紹介したいと思います。
在宅ワークの光と闇!?きちんと始める前に確認することとは?
元々パソコンをよくいじるほうで
在宅ワークに興味がありましたが
実際に色々と調べたり検討したりしたのは
子供が生まれてからでした。
在宅で仕事をすれば、いいことだらけじゃないか!
とウキウキしていたのですが
実は現実そうでもありませんでした。(※個人の感想ですよ)
私の個人的な在宅の仕事の理想
・子供との時間を大切にしながら仕事が出来る
・家に居るから保育料もかからない
・空き時間を有効活用できる
・コツコツやればそれなりに収入がある
・わりばしを袋に入れるとかそういう内職的な感じ
そんな理想を抱いて、始めてみた在宅のお仕事。
色々検討したり、やってみた結果わかった
在宅の仕事の現実がこちらです。
・ 子供との時間が優先されて思ったより仕事が出来ない
月齢にもよると思いますが、私が始めたのは
子供が7~8ヶ月頃。
起きている時間が長くなり、寝ている時間も長くなり
一人遊びもし始めたタイミングを狙って始めたのですが
結果子供はかまってもらえないと
ぐずりだし、手をとられます。
勿論個人差はあります。
私の息子は一歳を過ぎましたが、
後追いなどでべったり中で未だに時間が取れません。
・ 「空き時間」などよく考えたら無かった
ちょっとした空き時間に出来るだろうと
考えていたのが甘かったです。
そういえば10分でも空き時間があれば
少しでも睡眠時間をとっていたし
洗濯物をたたんだり進まない家事に
追われていたことを思い出しました。
たとえ空き時間があったとしても
10分程度で出来るのはアンケートの回答くらいです。
・ コツコツやればそれなりに収入はあるがモノと慣れ次第
後述しますが、在宅の仕事でも色々あるんですよね。
私が最初にやったのは、記事を書くお仕事でした。
自分の体験談などではなく、とある項目があって
それについて調べてまとめて記事にする、というものです。
私は元々入力スピードが速く、文章をまとめるのも好きですし
書くのも好きだったので、それほど苦労するとは
思っていませんでしたが
これがなかなかうまくいかないんです。
確かに、元々知識があるジャンルとはいえ
わからないことは調べなければならないし
それに関係する記事をいくつも読んで
正しい情報を選別しなければなりません。
そしてまとめるのも、頭を使うこと。
隣でズボンを掴まれたままびーびー泣かれては
到底まとまりません。
慣れればとても早く仕上げることが出来るのかもしれませんが
最初はとても時間がかかります。
加えて、納期の期限もあるため、子供の相手をしていると
「今日も全然進んでいない…」という焦りがあります。
子供との時間を大切にするために選んだ
在宅の仕事なのに、「子供をかまうせいで仕事が出来ない」
「子供がいないと仕事が出来ない」と
いつのまにか考えが逆になってしまっていたんですね。
こうなってしまうなら、保育所に預けて
パートに出たほうが確実なお給料が貰えます。
慣れてしまえばすぐに出来るものなのかもしれません。
子供のことを気にせずに仕事に集中すれば
もっと早くできるのかもしれません。
でも、私にはそれが出来ませんでした。
結果、夫に見てもらって数時間だけ
一人にしてもらう時間を作ったり
朝、早く起きたりしてなんとか納品していました。
そこのところの認識が甘いと、
私のように本末転倒になってしまいます。
昭和の人間だからでしょうか。
紙にノリを貼って封筒にするだとか
ティッシュに広告を入れていくとか
割り箸を袋につめていく…そういう内職をイメージして
在宅の仕事を探したら、今の在宅の仕事って
思ったより沢山種類があるんですね。
そんなのはいまどき全部機械ですよね。
時代に取り残された気分です。
「あっ、これも在宅の仕事なんだ!」
と驚いたものも沢山あります。
私が「いまどきだな~」と、おばさん丸出しで
思った仕事が以下のようなものです。
・ フリマの代理出品
・ 動画投稿サイト関連のまとめなど
・ 通販商品、DMの宛名書き
・ 会社のバナー・ロゴの作成
・ PDFファイルを指定プログラムで入力 など
専門知識がないとなかなか出来ないものから
やり方さえわかればすぐに出来そうなものなど様々です。
私たちがわからないときにネット検索などして
その答えが書かれてあるサイトのページに
飛んだり出来ますよね。
そんなお助け記事を書く仕事もありますし
コラムだったり解説だったり、ライティングに関しては
本当に沢山の種類のお仕事があります。
印刷された文字になっているものや
テープに録音された人の話し声を文字にする
「文字おこし」など、探してみると沢山ありますから
「これなら自分でも出来るかも」という
在宅の仕事にめぐり合えるかもしれませんよ。
子育てをしながら在宅の仕事をするときの注意点!!
私が実際に在宅のお仕事を頂いて
子供を隣に置きながら出来るかどうかという点について
先ほどの記事と重複する部分もありますがまとめました。
もし今後、子育てをしながら在宅の仕事をしようと
考えている方が居たら、一度は検討しておいたほうが
良いことをご紹介します。
・ 自分がやる在宅の仕事の分野を決める!!
在宅の仕事は、先ほども書いたように沢山種類があります。
私は、入力速度と文章をまとめるのが好きという
得意分野を生かし、ライティングのお仕事で探していますが
普段からフリマなどに出品している方は
出品の請負や梱包などの仕事も良いと思います。
逆に私は、まっすぐ線をひくとか綺麗に梱包するという事が
非常に苦手なので、絶対に出来ない仕事のひとつだと思っています。
ダンボールのガムテープを1枚で
留められたことが無いくらい苦手です。
人には得意・不得意があります。
仕事は何でもそうかもしれませんが
自分にあった仕事を請け負わないと
無駄に時間もかかってしまいますし
生産効率が悪くなります。
在宅でも時給制のお仕事もありますが
単価による報酬制のところが多い印象です。
効率よく収入を得るつもりであれば、
まず仕事をよく選んでから請け負うのがオススメです。
・ 子供に邪魔されることを前提に考える?!
「一人で遊んでいるから今のうちに」と
パソコンを開くと近寄ってきます。
「お昼寝している間に」と
隣から立ち上がると泣いて起きます。
「機嫌が良いから抱っこしながら」仕事しようとすると
マウスを食べます。
文章をまとめようと考え込むと
オムツから異臭が漂ってきます。
オムツを交換してパソコンの前に戻ってきたら
「…あれ、何考えてたっけ」となります。
こんなに徹底的に邪魔してこなくても良いだろう
というくらい子供は邪魔をしてきます。
「何やってんの?」という好奇心と、
「自分ではない何かに集中している」のが
嫌という嫉妬心で邪魔をしてくるんですよね。
私の息子の場合ですが。
子供がもう少し大きかったり
お昼寝をまとめてしてくれる子だったり
とにかく自分が一人で作業が出来る時間が本当にあるかどうか
考えた上で、「邪魔されたとしても
この仕事をまっとうすることが出来るかどうか」
を考えて選びましょう。
子供の邪魔はある程度覚悟していても
想像以上に邪魔してきます。
ちなみに私は、どう頑張っても子供の妨害は避けられず
子育ても仕事も中途半端になってしまうため
家族に、あるいは託児所に子供を少しだけ預けて
その間に仕事をさせていただいています。
結局、私の場合は、「子供と一緒に居たら
満足な仕事が出来ない」という結論に至り
それでも在宅の仕事は続けたいと思ったので
「保育料がかからない」という在宅のメリットを捨て
短時間で集中して一気に仕事を済ませることで対応しています。
預ける間は一人の時間も出来るので
息抜きにもなるんです。
なので今は、託児料金+αくらいの収入が入れば良いかな
という程度に考えています。
お金も大切ですが、今は、後追いが酷く
べったりな息子にやられ、一人の時間も
欲しくなってしまったんです。
おかげさまで、好きなことを仕事にしているので
苦にならないので息抜きにすらなるんです。
職場に行かなくても良く、接客をするでもなく
コーヒーを飲みながら時にはおやつを食べながら
ゆっくり出来るこの在宅の仕事を
私はとても気に入っています。
子供がもう少し大きくなったら
本当に「子供の面倒を見ながら仕事」が出来る日も
来るのかな?とも
あまり期待せずに考えている次第です。
最初から「家に居ながら超稼げる」つもりで居ないほうが良い
先述しましたが、どの仕事も「慣れる事」が肝心で
慣れればすぐに済むことも慣れるまでは
相当の時間を費やすことになり
それなら試用期間でも外に出て働いた時給のほうが
良い場合が殆どです。
それでも、私が重宝しているような
「職場に行かなくて良い」「自宅で仕事が出来る」ことや
身なりを気にしなくて良いこと
就業時間を気にしなくて良いこと
とにかく時間に縛られず納期だけ守れば良いという
外に出て働く場合では到底あり得ないメリットがあるんです。
これが慣れてきて、良いお仕事をいただけて
ホイホイとすぐに出来るようになれば
とてもラッキーですよね。
最初から、在宅の仕事のメリットを汲んだ上で
アルバイトやパートなみのお給料が
もらえるとは思わず取り掛かると
後に収入がアップするとやる気も出てきます。
在宅の仕事は大抵、試用期間のようなものがあるので
テストとして仕事を請け負ってみてから
自分にあっているか、続けていけそうか考えるのも良いですね。
まとめ
子育てをしながら在宅の仕事をするのは
私にとってはメリットの多い仕事です。
普通に働きに出るよりは、子供と過ごす時間は長いですし
自宅なので自由にリラックスした
状態で仕事が出来るからです。
私の場合は、子育ての合間の空き時間で
出来る仕事ではありませんでしたが
一人の時間も作れるため自分には
合っていると感じています。
人見知りなので新しい職場になじむことも
恐怖なのですが、在宅の点はその心配もありません。
ですが、勿論デメリットもあります。
慣れるまでは低収入ですし
割に合わないことも多いでしょう。
人と接することが好きだったり
お話をしたかったり、時には同僚とおしゃべりしながら
子育ての相談も出来るかもしれないメリットは
在宅の仕事にはありません。
・在宅の仕事のメリットとデメリットが、
自分のライフスタイルや環境にむいているかどうか。
・自分にむいている在宅の仕事があるかどうか。
これが重要になってきます。
また
・ 在宅一本で沢山収入を得るつもりでいるか
・ 本当におこづかい稼ぎ程度でするつもりか
という目的でも、選ぶ条件は大きく違ってくるので
最初にちゃんと方向性を決めるべきです。
そして大事なのでもう一度書かせてください。
・(個人差はあるが)、子育てしながらの
「空き時間」は思ったよりも無い!です。
その上で検討することをオススメします!
自分の性格や環境、子育ての状況などを見ながら
あくまでもストレスにならないように
自分にあった仕事を見つけましょうね。